失敗学のすゝめ
俺はとにかくミスが多い
計算のケアレスミスだったり、仕事中でのミスだったり、スケジュール管理やお金に関してなどあらゆることで数々の失敗を経験してきた
特に大学受験期のケアレスミスに関しては本当に苦悩の毎日であった
ケアレスミスさえなければ何点も取れたのになんてしょっちゅう嘆いてた
またある時はあまりの突飛なミスで自分に対して驚きのあまり頭が真っ白になった経験もある
あの頃は勉強やテストのケアレスミスにかなり悩んでいた
そこである方法を思いつき実行していった
それは間違えた問題に対してどうすればよかったのかというものを図も入れたりしてまとめたノートを作ったのである
失敗を知識化したのである
それ以来ケアレスミスもだいぶ改善されて一度間違えた問題はミスしなくなっていった
成績もそれにつれ上がっていったのである
ここで自分は教訓を得た
一度間違えた問題は二度と間違えないようにする
失敗を教訓化することである
それから3年後、ある一冊の本と出会った
最短コースで成功に迎える人は、ミスを出さない人である
その強烈な見出しのメッセージから思わず手に取ってしまった本である
自分が特に共感したところや面白いと思ったところを以下にまとめてみた
・似ている失敗例を頭に入れておけば、7割のミスは事前に防げる
・「いい情報」より「悪い情報」をいち早く伝えるようにする
・ミスは隠せば隠そうとするほど、自分が痛い目にあう
・小さなトラブルや軽い事故の背景には、大きな事故が潜んでいる
・「普段とは違う点」はミスが発生しやすいので、気を配っておく
・プライドやこれまでのコストが邪魔をして、ミスをミスと認めない場合がある
・常識は8割正しい、しかし残りの2割は間違い
・天才的なアイデアは、偶然起きた失敗から生まれることが多い
・「当事者意識」「使命感」が、失敗をリカバーする最高のモチベーション
失敗を教訓化、知識化し成功することがこの本で最終的に伝えたいことであったのが非常によくわかった
これこそまさに自分が受験時代に気づいたことであり、楽観主義者の自分が信条にしている「ミスをしたときは軌道修正が大事」というものと共通している側面であった
ただし楽観的な考え方は時に失敗を招くこともよくあることを忘れてはいけない
どんな些細なミスでも軽視したりしてはいけないのだ
「1件の重大災害の裏には29件のかすり傷程度の軽災害があり、さらにその裏にはヒヤリとしたり、ハッとした300件の体験がある」
これは1929年にアメリカの損害保険会社のハインリッヒ氏が労働災害5000件を分析して導いた経験則から「ハインリッヒの法則」と言われる
そして最後に究極的な言葉と出くわした
「愚者は体験(自分のミス)から学び、賢者は歴史(他人のミス)に学ぶ」
これを知って自分も仕事をする上で実行したことがある
自分はピザ屋のデリバリーの仕事をしているが、場所が渋谷だからがゆえに事故が多い
そこで自分は絶対に事故を起こしたくないので過去の事故からどんな事故がありどんな点に気をつけなければならないのかということに留意している
実際今まででバイクの事故は一度も起こしたことがない
結局自分のミスだけでなく、他人のミスも「他山の石」として知識化し、教訓化できる人が仕事ができる人なのであるということだ
そして何よりも大切なのは本で得た知識は実行しなければ意味がないということである
これは本当に自分が本を読む上で大切にしていることである
皆さんも本を読んで気づいたことや面白いと思えることがあったら何か実際にやってみるといいでしょう
そこで初めて行動することの重要性に気がつくことでしょう
それでもいろんなミスを連発し続けるあっくんからの投稿でした