「あるスーパーのレジ打ちの女性」
そのスーパーのレジ打ちの女性は、何をしても続かない人でした
就職しても「やはりこの仕事じゃない」とすぐにやめてしまうことを繰り返していたそうです
そんなが我慢の続かない自分自身を嫌いになっていた彼女は、ある時
「そうだ、私は私流にレジ打ちを極めてみよう」
と心に決めたそうです
すると今まで見もしなかったところへ目が行くようになりました
「このお客様は安売りのものばかり買う」とか「このお客様はいつも閉店間際に来る」
といった、お客様の様子がわかるようになったのです
そんなある日、いつも期限切れ間近の安いものばかり買うおばあさんが、5000円もする尾頭付きの立派な鯛をカゴに入れてレジへ持ってきました
「今日は何かいいことがあったんですか?」
思わず話しかけた彼女に、にっこりと顔を向けて、おばあさんは言いました
「孫がね、水泳の賞をとったんだよ 今日はそのお祝いなんだよ」
「いいですね おめでとうございます」
嬉しくなった彼女の口から、自然な言葉が飛び出しました
これがきっかけでお客さんとコミュニケーションを取るのが楽しくなった彼女は、いつしかレジに来るお客さんの顔をすっかり覚えてしまい、名前まで一致するようになったそうです
そんなある日、彼女がいつものようにレジ打ちをしていると、店長が慌てて駆け寄ってきて、お客様に「どうぞ空いているあちらのレジをご利用ください」といいました
その時です
そのお客様は店長の手を振りほどいて、こう言いました
「放っておいてちょうだい 私はここに買い物にきているんじゃない あの人と買い物にきているんだ だからこのレジじゃないと嫌なんだ」
その瞬間、彼女の目から涙がこぼれ落ちて、止まらなくなりました
その姿を見て別のお客さんも「そうそう 私たちもこの人とお話しをするのが楽しみで来てるんだから、このレジに並ばせておくれよ」と店長に言います
ふと周りを見回した彼女は、他のレジが全部空いているのに、自分のレジにだけお客さんが並んでいることに気づいたそうです
『涙の数だけ強くなれる!』(木下晴弘/フォレスト出版刊)
あなたはこれを読んでどう感じたでしょうか?
他人に話したくなるストーリーですね
自分自身、ある本を読んでてこれを知ったのですがブログを始める前から
「これは絶対にブログでシェアしよう」と心に決めていました
結局仕事は人とのコミュニケーションなんです
いかにコミュニケーション力が大事なのかってのは就活生は特にお分かりでしょう
コミュニケーション一つで劇的に人生が変わる人もなかにはいるのです
スーパーのみならず接客業のバイトをしてる皆さん
あなたはマニュアル通りに接客をこなして脳が思考停止の状態に陥ってませんか?
確かにバイトっていうのは自分の時間と引き換えにお金をもらうという感覚があるかもしれません
でもほんとにそれでいいんでしょうか?
あなたの今しているバイトはあなた自身のためになっていますか?
仕事に対するやりがいを感じていますか?
ちなみに自分は絶対自分のためになると思ったので塾講師を始めました
小学生に算数を教えるのはある意味中学生高校生に数学を教えるより難しいですが非常にやりがいがあります
ピザ屋のバイトではなにかひとつお客さんと何気ない会話をしようと努力しています
それによって仕事の楽しさが一味違ってきて、新たな発見もあります
自分も少し前まではずっと「バイト感覚」で仕事をこなしていました
ただそれでお金を稼げても自分の成長にはつながりません
どうせやるなら楽しみながらやりましょう
人生楽しまなきゃ損
まだまだ人生経験の浅い俺ですがこれだけは胸張って言えます
人生は長いようで短いですからね
最近腹筋をしながらバイクを運転する技術を身につけたあっくんからの投稿でした